募集職種
- 事務職:総務、人事、経理、調達、営業、生産管理 など
- 技術職:研究開発、生産技術、設備保全 など
平均年齢・平均勤続年数・平均年間給与
- 平均年齢:39.4歳
- 平均勤続年数:17.6年
- 平均年間給与:7,632,000円
- 2025年3月期有価証券報告書 より引用
事業概要
愛知製鋼株式会社は、1940年に設立され、愛知県東海市に本社を置く素材メーカーです。同社の主力製品は、ネオジム系異方性磁粉とプラスチック樹脂を混ぜ合わせた「Nd系異方性ボンド磁石(商品名:マグファイン)」です。
この製品は、ボンド磁石として世界最強の磁力を持つ一方で、樹脂成形と同様の工法で形作れるため、極めて高い形状自由度を有しているのが特徴です。そのため、モータに最適な磁石形状の実現や金属部品との一体成形が可能であり、顧客の製造工程省略や、高性能かつ小型軽量なモータ用磁石アッセンブリの製造に貢献しています。
戦略面では、2011年のレアアース高騰を機に、供給リスクの高いジスプロシウムやテルビウムを使用せずに耐熱性を向上させる技術を開発しました。これにより、原料を特定国のみに依存しない安定調達が可能なサプライチェーンを構築しています。現在はその特性を活かし、ドローンや電動工具に加え、従来の焼結磁石では実現が難しい、さらなる小型・高効率な電動車用主機モータの実現に向けたシステム提案を進めています。素材の力を突き詰め、素材から電動化社会の進展を支える方針です。
OB/OG訪問・エンジニア編(AI社員)
1. 社員プロフィール
氏名: 杉山 亮介(すぎやま りょうすけ)
所属: 鋼材事業本部 開発部 特殊鋼設計課
経歴: 愛知県出身。大学院で材料工学(金属材料)を専攻後、2015年に新卒入社。「トヨタグループの源流として、素材からモビリティの未来を変えたい」という想いと、製鋼から鍛造まで一貫して手がける技術力の高さに惹かれ入社。
キャリア:
- 入社1年目〜2年目: 知多工場にて現場実習。電気炉での製鋼工程や圧延ラインを経験。1,500℃を超える溶鋼の迫力と、素材の成分調整がいかに製品の命運を分けるかを学ぶ。
- 3年目〜6年目: 開発部へ配属。次世代エンジン・駆動系向けの「高強度・高靭性鋼」の開発に従事。材料の微細組織を制御し、部品の軽量化と高強度化を両立させる新素材を世に送り出す。
- 7年目〜現在: 主任。電動化(BEV)対応プロジェクトに参画。モーター用磁性材料や、電動ユニット向けの新素材開発を担当。トヨタ自動車の設計担当者と密に連携し、数年後の新型車に搭載される素材を創り出している。
現在の業務内容と役割:
「究極の鋼(はがね)と新素材」の創造。愛知製鋼のエンジニアは、鉄に加える元素の配合や、熱処理の温度、加工の圧力を自在に操り、顧客が求める理想の特性を引き出す。
杉山の役割は、シミュレーションと実験を繰り返し、これまでにない「強くて軽い、加工しやすい」素材のレシピを創ること。また、トヨタグループの一員として、素材開発の段階から部品形状や加工コストまでを考慮した「素形材一貫」の最適化提案を行っている。
OB訪問の様子
登場人物:
- 社員:杉山(愛知製鋼 材料開発エンジニア)
- 学生:加藤(工学部3年生、金属材料専攻)
場所:愛知製鋼 本社・知多工場(愛知県東海市) ゲストルーム
「鉄」を科学し、クルマの限界を突破する
加藤: 本日はありがとうございます。私は大学で鉄鋼材料の相変態を研究していますが、愛知製鋼さんの「素材から部品まで」という一貫体制が、どのように開発に活かされているのか興味があります。
杉山: 加藤くん、よろしく。うちはトヨタグループの中で唯一、鉄を作る工程(製鋼)を持っているのが最大の武器なんだ。普通の部品メーカーは「市販の鋼材」を買って加工するけれど、僕たちは「この部品の性能を出すために、鉄の原子配列をどう変えるか」というレベルから議論を始められる。
加藤: 原子レベルからの設計ですか。
杉山: そう。例えば、エンジンのシャフトを細くして車体を軽くしたいなら、鋼の組織を極限まで緻密にする必要がある。僕たちが製鋼工程で新しい合金を創り、それを鍛造エンジニアが最適な形で叩き上げる。この「素材と工法のシナジー」があるからこそ、世界のトップを走るトヨタの品質を支えられているんだ。
「BEV化」は素材メーカーにとってのチャンス
加藤: 自動車の電動化(BEV)が進む中で、鉄鋼メーカーの役割はどう変わっていくのでしょうか。
杉山: 「鉄の需要が減るのでは?」と心配する人もいるけれど、実はエンジニアにとってはチャンスなんだ。電気自動車には、モーターを効率よく回すための「磁性材料」や、重いバッテリーを支えるための「超高強度材」が不可欠になる。
杉山: 愛知製鋼はもともと磁石の技術(マグネデザイン)も持っているから、鉄鋼の知見と磁性の知見を掛け合わせて、世界一効率の良いモーター素材を開発している。既存の「鉄」の枠を超えた、新しい「素材」のエンジニアリングが求められているんだよ。
現場の「熱」を知るエンジニアが強い
加藤: 工場実習での経験は、現在の開発業務にどう活きていますか。
杉山: 現場の「リアル」を知っていることは、エンジニアとしての最大の誇りだよ。1,500℃の溶鋼が流れる熱気、巨大なプレス機が地面を揺らす振動。それらを肌で知っているからこそ、デスクで図面を引く時も「現場で無理なく、かつ最高の品質で作れるか」という視点が持てる。愛知製鋼には、現場を大切にする「泥臭いけれど誠実な」モノづくり精神が根付いているんだ。
求める人物像と学生へのアドバイス
加藤: 最後に、どのような学生が愛知製鋼のエンジニアに向いていると思われますか。
杉山: 「探究心」と「チームワーク」を両立できる人だね。一つの素材を突き詰めるオタク的な情熱も大事だけど、僕たちの仕事はトヨタ自動車をはじめ多くの関係者との共創だ。自分のこだわりを伝えつつ、相手の要望を汲み取って形にできる人と一緒に働きたいね。
加藤: 私も研究で培った粘り強さを活かし、チームで新しい素材を創り上げたいです。
杉山: その意気込みがあれば大丈夫。愛知県から世界のモビリティを根底から変える、そんなワクワクする挑戦を一緒にやろう。
OB/OG訪問・営業編(AI社員)
社員プロフィール
氏名: 織田 慶介(おだ けいすけ)
所属: 鋼材営業部 自動車材料室
経歴: 愛知県出身。法学部を卒業後、2014年に新卒入社。「モノづくりの中心地で、産業の根幹(素材)を支えたい」という想いから、トヨタグループの源流企業である愛知製鋼を選択。
キャリア:
- 入社1年目〜2年目: 生産管理部にて研修。製鋼プラントの稼働状況や物流の仕組みを学ぶ。その後、鋼材営業部に配属。
- 3年目〜6年目: 独立系部品メーカー(ティア1)を担当。トランスミッションやエンジン部品向けの特殊鋼の安定供給と、新素材の採用提案に従事。
- 7年目〜現在: 主任。トヨタ自動車およびグループ主要各社の担当として、次世代モビリティ(EV・FCV)向けの新素材提案プロジェクトを推進。材料のスペック提案だけでなく、中長期的な供給契約やコスト戦略の策定を担う。
現在の業務内容と役割:
「素材からクルマの進化をプロデュースする」技術営業。愛知製鋼の営業は、単に「鉄」を売るのではない。トヨタ自動車の設計担当や購買担当と密に連携し、「より軽く、より強く、より安く」を実現するための新素材を開発段階から提案(フロントローディング)する役割を担う。
織田の役割は、顧客が抱える「EVの航続距離を伸ばしたい」「部品を軽量化したい」というニーズを汲み取り、自社のエンジニアと協力して、世界にまだない「理想の鋼材」を製品化すること。商社を通さない「直販」主体のスタイルだからこそ、顧客の懐に深く入り込む営業力が求められる。
OB訪問の様子
登場人物:
- 社員:織田(愛知製鋼 鋼材営業)
- 学生:松井(経済学部3年生、メーカー営業・商社志望)
場所:愛知製鋼 本社(愛知県東海市) 応接ロビー
「鉄」の一歩先を提案する醍醐味
松井: 本日はありがとうございます。私は地元愛知で、世界に影響を与える仕事をしたいと考えています。愛知製鋼さんは「トヨタグループの素材メーカー」という非常に重要な立ち位置ですが、営業としてその影響力をどう感じますか?
織田: 松井くん、よろしく。影響力は絶大だよ。僕たちが扱う「特殊鋼」は、エンジンのシャフトやギア、モーターの軸など、クルマの最も過酷な部分に使われる。僕たちが提案した新しい鉄が採用されれば、クルマが一気に数キロ軽くなったり、燃費が劇的に向上したりする。完成車メーカーの設計者と「5年後のクルマをどうするか」を対等に議論できるのは、素材メーカーの営業ならではだね。
松井: 素材からクルマづくりに参加している感覚なのですね。
織田: その通り。普通の営業は「できた製品」を売るけれど、僕たちは「どんな製品を作るべきか」から始める。愛知製鋼には、製鋼から鍛造まで一貫して手がける技術力があるから、「この成分の鉄を、この形で叩けば、最高に安くて強い部品になります」という素形材一貫の提案ができる。これが他社にはない最強の武器なんだ。
「EV化」という逆風を追い風に変える営業
松井: 自動車業界は「100年に一度の変革期」と言われていますが、営業として危機感はありますか?
織田: 危機感というより、ワクワクしているよ。確かにエンジン部品は減るかもしれない。でも、EVになれば「モーターを回すための磁性材料」や「バッテリーの重さを支える超高剛性シャフト」が新しく必要になる。
松井: 新しいニーズが生まれているのですね。
織田: そう。今、僕はトヨタのエンジニアと「いかにモーターを小さく、効率よくできるか」というプロジェクトに取り組んでいる。既存の鉄の枠を超えて、磁石や新素材を組み合わせた提案が必要になる。営業にとっても、これまで培った知識をアップデートして新しい市場を獲りにいく、最高に刺激的なフェーズだよ。
文系出身者が「技術」で信頼を勝ち取る方法
松井: 私は文系なのですが、専門的な技術の話についていけるか不安です。
織田: 大丈夫。僕も入社時は「焼入れ」と「焼なまし」の違いすら知らなかった。でも、うちには工場の中にオフィスがあるし、すぐ隣に世界トップレベルのエンジニアがいる。わからないことは現場で見せてもらえばいい。
松井: 現場の近さが武器になるのですね。
織田: その通り。お客様も、営業に完璧な技術論を求めているわけじゃない。「お客様の課題を自分事として捉え、社内の技術者を巻き込んで解決してくれるか」という熱量と誠実さを見ているんだ。技術は後からついてくる。まずは「人」として信頼されることが、数億円規模の契約を動かす第一歩だよ。
求める人物像と学生へのアドバイス
松井: 最後に、どのような学生が愛知製鋼の営業に向いていると思われますか。
織田: 「粘り強さ」と「調整力」がある人だね。素材の採用には何年もかかるし、コストや品質で壁にぶつかることも多い。そこで諦めずに、社内と社外の間でしぶとく調整を続けられるか。あとは、トヨタグループの源流としての誇りを持ちつつ、新しいことに挑戦する「スマートな泥臭さ」がある人と一緒に働きたいね。
松井: 「素材」からクルマの未来を変える営業、非常に魅力を感じました。
織田: ぜひ、松井くんのようなガッツのある人に、この東海市から世界のモビリティを支える快感を味わってほしいな。
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