募集職種
- 理系総合職
- 文系総合職
平均年齢・平均勤続年数・平均年間給与
- 平均年齢:44.2歳
- 平均勤続年数:15.1年
- 平均年間給与:6,211,802円
- 2025年3月期有価証券報告書 より引用
事業概要
株式会社フコクは、1953年に設立され、埼玉県上尾市に本社を置くゴム製品メーカーです。同社の主力製品は「新車装着用ワイパーブレードラバー」であり、国内で90%以上、グローバルで50%以上の極めて高い市場シェアを獲得しています。
同社の製品は、自動車をはじめ鉄道、船舶、航空機など、多岐にわたる分野で安全かつ快適な視界を確保するために使用されています。技術面では、あらゆる気候条件下で「きれいに・永く・静かに拭く」ことを可能にする独自の表面改質技術や、振動を低減させるゴム材料技術を確立している点が大きな強みです。
また、グローバルな需要に応えるため、日本、韓国、タイの3か国に製造工場を分散配置し、どこでも同一品質の製品を供給できる体制を構築しています。この安定した生産・供給体制により、自動車分野だけでも年間販売本数が2億本を超える世界的なヒット商品となっています。従業員数は5,000名を超え、独自の技術開発とグローバルな生産体制を武器に、世界のインフラを支え続けています。
OB/OG訪問・エンジニア編(AI社員)
社員プロフィール
氏名: 佐々木 直人(ささき なおと)
所属: 特機事業部 技術開発部 第一課
経歴: 埼玉県出身。理工学部機械工学科を卒業後、2013年に株式会社フコクへ新卒入社。大学時代は材料力学の研究室に所属し、ゴム弾性体の粘弾性特性に関心を持っていた。独立系メーカーとして、ワイパーブレードラバーで世界トップクラスのシェアを持ち、さらに「超音波モーター」などの高度な応用製品まで手掛ける同社の技術的幅広さに惹かれ、入社を決意した。
キャリア:
入社1年目〜3年目:ワイパー製品の製造拠点である群馬工場にて現場実習。ゴムの配合や加硫工程、成形金型の構造を徹底的に学ぶ。
4年目〜7年目:技術開発部へ配属。自動車メーカー向けの次世代ワイパーラバーの開発を担当。撥水ガラスに対応したコーティング技術や、作動音を抑えるための微細形状設計に従事。
8年目〜現在:主任として、非自動車分野(医療機器・産業ロボット)向けの「超音波モーター」および精密ゴム部品の開発プロジェクトをリード。ゴムの配合設計から振動解析、駆動制御までを横断的に統括している。
現在の業務内容と役割:
フコクの強みである「ゴムと異材質の固着技術」や「振動制御技術」を応用した新製品の開発。特に、磁気の影響を受けない「超音波モーター」をMRI(磁気共鳴画像装置)内の手術支援ロボットへ適用するための設計・評価を担当。顧客の要求仕様に基づき、ゴムの配合バランスを調整して摩擦特性を最適化し、ミクロン単位の停止精度を実現する。また、若手エンジニアの育成に加え、海外拠点の現地スタッフとの技術交流を通じた、グローバルな品質標準の構築にも寄与している。
OB訪問の様子
登場人物:
社員:佐々木(フコク エンジニア)
学生:松田(工学部3年生)
場所:フコク本社(埼玉県上尾市) 会議室
世界シェアを支える「ゴム」の奥深さ
松田:本日はお忙しい中ありがとうございます。私は大学で材料工学を専攻しており、身近な製品でありながら「世界一」の技術を持つ御社に非常に興味を持っています。特に、ワイパーラバーのような一見シンプルな製品で、どうやって世界シェアを維持されているのか伺いたいです。
佐々木:遠いところまでよく来てくれたね。ワイパーラバーは確かに見た目はただのゴムの棒に見えるかもしれないけれど、実はエンジニアリングの塊なんだ。雨の日も、雪の日も、あるいは炎天下でも、ガラスの上を何万回と滑らかに滑り、かつ音を立てずに水を切る。この「相反する機能」を両立させるために、ゴムの配合だけで数百通りのパターンがあるんだよ。
松田:配合だけでそれほどの種類があるのですか。
佐々木:そう。さらにゴムの表面にミクロン単位の加工を施したり、特殊なコーティングをしたりする。うちが強いのは、その配合から金型設計、量産までを自社で一貫して行える「垂直統合型」の体制があるからなんだ。競合他社が真似できないのは、こうした長年の経験値の積み重ねがあるからだね。
自動車分野から医療・ロボットへの挑戦
松田:佐々木さんは現在、超音波モーターなどの新しい分野にも携わっていると伺いました。ゴムの技術がどう関係しているのでしょうか。
佐々木:いい質問だね。超音波モーターは、圧電素子の振動を「摩擦」によって回転運動に変える仕組みなんだけど、その摩擦を伝える部分にうちのゴム技術が活きているんだ。一般的な電磁モーターと違って磁を出さないから、MRIのような強力な磁場の中でも動かせる。
松田:なるほど、ゴムの摩擦特性がハイテク機器を支えているのですね。
佐々木:そうなんだ。自動車向けのワイパーで培った「摩擦と振動を制御する技術」を、全く別の医療分野に応用する。これがフコクの面白いところだよ。自分が設計した小さなモーターが、最先端の手術ロボットの中に組み込まれて人の命を救うかもしれない。そう思うと、責任も大きいけれどやりがいも格別だね。
「現場・現物・現実」を重んじる設計スタイル
松田:設計の仕事をする上で、佐々木さんが大切にされていることは何でしょうか。
佐々木:うちは「三現主義(現場・現物・現実)」をすごく大切にしている。デスクでCADをいじっているだけでは良い設計はできないんだ。特にゴムという素材は生き物のようなもので、シミュレーション通りにいかないことが多い。だから、迷ったらすぐに試作室に行って、自分の手で触って、配合を変えて、また試す。
松田:泥臭い検証作業も多いのでしょうか。
佐々木:多いよ(笑)。でも、その「理屈だけじゃない部分」にこそ、エンジニアとしてのノウハウが詰まっている。不具合が起きたとき、なぜこのゴムは千切れたのか、なぜ滑りが悪かったのかを顕微鏡で覗き込みながら徹底的に突き詰める。その執着心が、品質のフコクを支えているんだと思う。
松田:実際に手を動かして発見していくプロセスは、研究室での活動にも通じるところがあり、非常に共感します。
独立系メーカーならではの自由度と責任
松田:御社は特定の完成車メーカーに属さない「独立系」ですが、そのメリットはどこにありますか。
佐々木:世界中のあらゆるメーカーと仕事ができることだね。国内の全自動車メーカーはもちろん、欧米やアジアのメーカーとも直接やり取りをする。それぞれのメーカーで要求される基準が違うから大変だけど、その分、世界標準の視点が身につく。
松田:若手のうちから、そうしたグローバルな案件に関わるチャンスはあるのでしょうか。
佐々木:あるよ。うちは若手に「まずは任せてみる」という文化がある。もちろん放任するわけじゃなく、先輩がしっかりバックアップするけれどね。入社3年目で、自分が設計した部品が海外の新型車に採用されるといった経験も珍しくない。自分の仕事の結果が、目に見える「製品」として世界中で走っているのを見られるのは、独立系サプライヤーならではの喜びだね。
求めるエンジニア像と学生へのアドバイス
松田:最後に、どのような後輩と一緒に働きたいか教えてください。
佐々木:専門知識も大事だけど、一番は「なぜ?」を楽しめる人かな。「なぜこの現象が起きるのか」という疑問を放置せず、多角的にアプローチできる好奇心がある人。ゴムの技術は奥が深いから、一生勉強だと思って楽しめる人が向いていると思う。
松田:私も「なぜ」を大切にするエンジニアを目指したいと思います。
佐々木:松田くんのように、基礎をしっかり学んでいる学生さんなら大歓迎だよ。フコクは派手な広告を出す会社じゃないけれど、世界のインフラを支えているという誇りを持って働いているエンジニアがたくさんいる。ぜひ、その一員になってくれることを期待しているよ。
松田:本日は貴重なお話を本当にありがとうございました。御社への志望度がより一層高まりました。
OB/OG訪問・営業編(AI社員)
社員プロフィール
氏名: 中村 誠(なかむら まこと)
所属: 営業本部 自動車部品事業部 海外営業二課
経歴: 埼玉県出身。大学では商学部で国際貿易を専攻。在学中に東南アジアをバックパッカーとして旅し、日本車の普及率に驚くとともに、それらを支える部品メーカーの存在に関心を持つ。「独立系として世界中のメーカーと対等に渡り合える強み」に惹かれ、2014年に株式会社フコクへ新卒入社。
キャリア:
入社1年目〜3年目:国内営業部に配属。愛知県の豊田支店にて、トヨタグループ向けのワイパーラバーおよび防振ゴムの営業を担当。ジャストインタイムの納入管理や、品質不具合発生時の迅速な対応など、自動車業界の営業としての基礎を徹底的に叩き込まれる。
4年目〜7年目:海外営業部へ異動。北米市場(デトロイト拠点)との連携業務を担当。現地メーカーの新型車開発プロジェクトに参画し、エンジニアと同行して仕様提案を行う。
8年目〜現在:主任として、中国および欧州の高級車メーカーを担当。EV化に伴う静粛性向上のための新素材提案や、サステナブルな天然ゴムの活用提案など、次世代のモビリティに合わせた付加価値営業を推進している。
現在の業務内容と役割:
フコクの基幹製品であるワイパーブレードラバーおよび各種自動車用ゴム部品の海外販売戦略の立案と実行。単なる価格交渉ではなく、顧客である自動車メーカーのデザイナーや設計者に対し、フコクの技術(低摩擦コーティングや高減衰ゴムなど)が「いかに車両の付加価値を高めるか」を提案する。また、世界各国の拠点の生産状況を把握し、グローバルなサプライチェーンの最適化を図る司令塔としての役割も担う。最近では、環境負荷低減を求める顧客に対し、バイオマス素材を用いた製品の共同開発を提案するなど、SDGsを軸とした新規商権の獲得に注力している。
OB訪問の様子
登場人物:
社員:中村(フコク 海外営業)
学生:小林(法学部3年生、グローバルビジネス志望)
場所:フコク本社(埼玉県上尾市) カフェテリア
世界トップシェアという看板を背負う責任
小林:本日はお忙しい中、貴重なお時間をいただきありがとうございます。私は「日本のモノづくりを世界に広める」仕事に就きたいと考えています。フコクさんはワイパーラバーで世界シェアトップクラスですが、営業としてその強みをどう感じていらっしゃいますか。
中村:こちらこそ、フコクに興味を持ってくれて嬉しいよ。営業としての強みは、なんと言っても「フコクの製品なら間違いない」という、世界中の自動車メーカーからの圧倒的な信頼だね。新規の提案に行くときも、フコクの名を出せば門前払いされることはまずない。これは先人たちが積み上げてきた技術力の賜物だね。
小林:シェアが高いと、営業としては売りやすいのでしょうか。
中村:有利なのは確かだけど、それ以上に責任が重いよ。世界中の車の3台に1台、あるいはそれ以上にうちのゴムがついているということは、もし供給が止まれば世界の自動車生産が止まってしまうということだからね。価格の安さだけで勝負するのではなく、安定した品質と供給体制をセットで提案するのが僕たちのスタイルなんだ。
「技術のフコク」における営業の役割
小林:中村さんは文系出身ですが、ゴムの配合や物理的な特性など、専門的な話を理解するのは大変ではありませんでしたか。
中村:最初は苦労したよ。でも、うちの営業は「技術営業」としての側面が強いから、入社後の研修で工場に張り付いてゴムの作り方を学ぶんだ。お客様である自動車メーカーの設計者と対等に話すためには、単にカタログを見せるだけじゃダメなんだ。
小林:具体的にはどのような提案をされるのですか。
中村:例えば、最近の車はすごく静かになっているよね。特にEV(電気自動車)はエンジン音がしないから、ワイパーがガラスをこする音が今まで以上に気になってしまう。そこで「この新しいコーティングを施したラバーなら、作動音を〇〇デシベル抑えられます」といった、数値に基づいた解決策を提案するんだ。営業が顧客の「困りごと」を拾ってきて、それを社内のエンジニアと相談して形にする。この連携がフコクの強さの源泉だよ。
海外メーカーとのタフな交渉と醍醐味
小林:海外営業として、特に印象に残っている仕事はありますか。
中村:数年前、北米のメーカーと次世代車種向けの大型契約を結んだときのことかな。競合他社は海外の巨大な資本を持つメーカーだったけれど、うちは「特定の地域だけでなく、世界中のどこでも同じ品質で供給できる」というグローバルネットワークを強調したんだ。
小林:グローバルな供給力が決め手になったのですね。
中村:そうだね。あと、フコクは独立系だから、どのメーカーに対しても柔軟に動ける。契約の条件や納期で厳しい要求を突きつけられることも多いけれど、「できない」で終わらせずに「この条件なら可能です」という代替案を即座に出す。タフな交渉を乗り越えて、自分が関わった車がアメリカのハイウェイを走っているのを見たときは、言葉にできない感動があったよ。
少数精鋭で若手からチャンスがある環境
小林:社風について伺いたいのですが、若手のうちから大きな仕事を任されるのでしょうか。
中村:うちは大手自動車部品メーカーの中では、比較的少数精鋭の組織だと思う。だから、1年目から担当顧客を持って現場に出るし、3年目くらいで海外出張や海外案件のメイン担当を任されることも珍しくない。
小林:それはやりがいがありそうですが、不安はありませんでしたか。
中村:もちろん不安はあるけれど、フコクには「面倒見の良い先輩」が多いんだ。埼玉の上尾に本社があるからか、どこかアットホームな雰囲気があってね。困ったときは営業の先輩だけでなく、工場の技術者や品質管理の担当者も一緒になって考えてくれる。この「チームで戦う」感覚があるから、若手でも思い切って挑戦できるんだと思う。
これからのモビリティ社会に向けて
小林:今後、自動車業界は100年に一度の変革期と言われていますが、営業としてどのような展望を持たれていますか。
中村:ゴムの可能性はまだまだ広がっているよ。自動運転が普及すれば、センサーを汚れから守るためのワイパー技術がさらに重要になる。また、環境意識の高まりを受けて、石油由来ではない天然ゴムの活用や、リサイクル可能な素材への転換も急務だ。これらをただの「部品」として売るのではなく、社会課題を解決する「ソリューション」として世界に提案していきたいと考えているよ。
小林:時代に合わせて営業の役割も進化しているのですね。
中村:その通り。小林くんのような、新しい視点を持った若い力がこれからは必要になる。世界を舞台に、地味だけど欠かせない「モノづくり」を支える仕事は、やってみると本当に面白いよ。
小林:本日は、独立系メーカーならではの営業の面白さを知ることができ、非常に勉強になりました。ありがとうございました。
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