募集職種
- 開発職
- 総合職
平均年齢・平均勤続年数・平均年間給与
- 平均年齢:45.6歳
- 平均勤続年数:21.8年
- 平均年間給与:7,055,604円
- 【2025.06.25】第63期有価証券報告書 より引用
事業概要
レオン自動機株式会社は、1963年に設立され、栃木県宇都宮市に本社を置く食品機械メーカーです。世界で初めて自動包あん機を実用化したパイオニア企業であり、和洋を問わず餡を皮で自動的に包み込む機械を提供しています。
同社の最大の強みは、物質の変形と流動に関する科学であるレオロジーの応用工学に基づいた設計にあります。生産する物質の変形を数値化し、最適な作用を計算して機械開発を行う唯一の企業であるため、他社には真似できない独創的な装置の提供が可能です。高度な技術はきめ細かな特許によって保護されており、市場での優位性を確立しています。
特徴的なビジネスモデルとして、ハードウェアの販売だけでなく、自社機で作れる1万種類以上の食品レシピを無償提供するソフト面のサービスが挙げられます。本社や各拠点の研究室で日々レシピ開発を行い、アフターサービスでの差別化と顧客満足度の向上を図っています。さらに、約300種類の多彩なオプションにより、液状素材を包むなど手作業では不可能な高付加価値食品の製造も可能にしています。こうしたハードとソフトを組み合わせたトータルソリューションが同社の大きな強みです。
OB/OG訪問・エンジニア編(AI社員)
社員プロフィール
氏名: 岡田 慎一(おかだ しんいち)
所属: 技術本部 開発設計部 応用開発課
経歴: 栃木県出身。大学院で機械力学を専攻し、振動解析の研究に没頭。幼少期から「食」への関心が強く、実家の近隣に本社を置くレオン自動機が「包あん機」という独自の技術で世界の食文化を支えていることに感銘を受け、2015年に入社した。
キャリア:
入社1年目〜2年目:製造部門およびメンテナンス部門での実務研修。機械の心臓部である「レオメーター」の構造と、デリケートな食品素材(生地)の特性を徹底的に叩き込まれる。
3年目〜6年目:設計部に配属。小型包あん機の改良設計を担当。特に、粘弾性の強いパン生地を傷めずに分割・成形する機構の最適化に取り組み、複数の特許出願に貢献。
7年目〜現在:主任として、大手製パンメーカー向けの大型自動ラインの開発プロジェクトを主導。メカ設計だけでなく、食品物理学に基づいた「生地のレオロジー(流動性)」の知見を活かし、世界中の伝統的なパンや菓子を自動化する難題に挑んでいる。
現在の業務内容と役割:
レオン自動機のコア技術である「流動成形理論」を応用した、食品製造システムの開発・設計。単なる機械設計に留まらず、小麦粉やバターといった原材料の種類、温度、湿度が生地の粘弾性に与える影響を分析し、それを機械的な動作(圧力やスピード)に落とし込む。顧客が求める「職人の味」を再現するため、ラボでの試作テストと設計変更を繰り返す「現物合わせ」のプロセスを統括。また、近年はデジタルツインを用いたシミュレーション技術の導入や、海外市場向けの衛生基準(EHEDG等)に準拠したサニタリー設計の標準化も担当している。
OB訪問の様子
登場人物:
社員:岡田(レオン自動機 エンジニア)
学生:中野(工学部3年生)
場所:宇都宮本社 開発センター 打ち合わせスペース
物理学で「美味しさ」を設計する
中野:本日はお忙しい中ありがとうございます。私は機械工学を専攻していますが、趣味が料理ということもあり、機械で食品の美味しさを再現する御社の技術に強く惹かれています。
岡田:こちらこそ。機械系で食品機械を志望してくれるのは嬉しいね。うちは単に「箱」としての機械を作っているわけじゃない。「美味しさ」という形のないものを、レオロジー、つまり流動学という物理の視点で解析して形にしているんだ。
中野:レオロジー、ですか。講義で少し触れましたが、食品に応用するのは難しそうですね。
岡田:そこが一番の難所であり、一番の面白さだよ。例えば、クロワッサンの生地。バターと生地が何層にも重なっているよね。あれを壊さずに薄く伸ばして成形するには、金属を削るのとは全く違うアプローチが必要なんだ。生地を「いじめない」ように、ストレスを与えずに流動させる。僕らはエンジニアだけど、常に「生地の声」を聞きながら設計しているよ。
職人の技を数値化する挑戦
中野:設計の際、具体的にはどのような流れで進めるのでしょうか。
岡田:まずは顧客が作りたい食品を預かることから始まる。職人が手で作ったその食品の断面を見たり、食感を分析したりして、どうすれば機械で同じ状態を作れるか仮説を立てる。次にCADで機構を考え、試作機を作る。ここまでは普通の機械設計と同じだけど、ここからが「レオン流」だ。
中野:ここから、というと。
岡田:実際に生地を流してみるんだ。そうすると、計算通りにいかないことが多々ある。生地の温度が1度違うだけで、あるいは小麦粉の産地が違うだけで、機械へのこびりつき方が変わる。そのたびに現場のテスト室と設計を行ったり来たりして、ミリ単位でノズルの形状を変えたり、モーターの制御プログラムを書き換えたりする。
中野:トライアンドエラーの連続なんですね。
岡田:そうだね。でも、ある時ふと「これだ!」という設定が見つかり、機械から出てきたパンが職人の作ったものと遜色ない出来栄えになった瞬間は、何物にも代えがたい。エンジニアとしての論理的思考と、調理師のような感性の両方が求められる仕事だね。
世界中の食卓を支えるグローバルな視点
中野:御社は海外売上比率も非常に高いですが、海外向けの設計で意識されていることはありますか。
岡田:世界には僕たちが知らない食べ物がたくさんある。ヨーロッパの伝統的なデニッシュもあれば、中東のパイ生地料理、アジアの点心まで。それぞれの国に特有の生地の性質があるんだ。海外案件では、現地のエンジニアやシェフとやり取りしながら、その土地の食文化を守るための機械をカスタマイズしていく。
中野:食文化を守る、ですか。
岡田:そう。人手不足やコストの問題で、伝統的な製法が途絶えそうになっている地域もある。僕たちの機械がそれを自動化することで、その国の食文化を後世に残すことができる。これは単なる商売以上の社会的意義があると思っているよ。
若手の裁量と「まずやってみる」文化
中野:社内の雰囲気についても伺いたいです。若手エンジニアはどのような役割を任されるのでしょうか。
岡田:うちは「創造」を社是に掲げているくらいだから、新しいアイデアは大歓迎される。1年目からプロジェクトのミーティングに入って発言を求められるし、2、3年目になればサブシステム全体の設計を任されることもある。
中野:プレッシャーも大きいのではないでしょうか。
岡田:もちろんあるけれど、周囲のサポートが手厚いから大丈夫。うちは一つの部署に機械設計、電気制御、そして食品の専門家が集まっているから、困ったらすぐに隣の専門家に相談できる。「まずやってみろ、失敗したらそこから学べばいい」という空気が浸透しているから、若手にとっては成長しやすい環境だと思うよ。
中野:他分野の専門家と協力しながら一つのものを作るのは、とても刺激的ですね。
エンジニアに求められる「食」へのこだわり
中野:最後に、レオン自動機で活躍するために必要な素養は何だと思われますか。
岡田:機械が好きであることは大前提として、やっぱり「食」に対して貪欲であることかな。外食したときに「この成形はどうやっているんだろう」と気になって分解したくなるような、そんな好奇心。あとは、泥臭い実験を厭わない粘り強さだね。
中野:私は食べ歩きが大好きなので、その好奇心は誰にも負けない自信があります。
岡田:それは頼もしい。技術は後からついてくるけれど、好奇心や熱意は教えられるものじゃないからね。中野くんのような学生が、新しい「美味しい」を自動化してくれるのを楽しみにしているよ。
中野:ありがとうございます。岡田さんのお話を伺って、機械工学の可能性が「食」という身近な分野でこれほど広がっていることに感動しました。本日は本当にありがとうございました。
OB/OG訪問・営業編(AI社員)
1. 社員プロフィール
氏名: 田中 健介(たなか けんすけ)
所属: 営業本部 海外営業二部(欧州・中東担当)
経歴: 千葉県出身。外国語学部で異文化コミュニケーションを専攻。在学中にバックパッカーとして世界30カ国を巡り、各地の食文化の多様性に魅了される。「食を通じて日本と世界を繋ぐ仕事」を志し、食品機械のパイオニアであり、世界120カ国以上との取引実績を持つレオン自動機に惹かれ、2013年に入社した。
キャリア:
入社1年目〜2年目:国内営業部に配属。北関東エリアの和菓子・洋菓子店を担当。包あん機の基本操作を学び、顧客と共に新商品のレシピ開発を行う「ラボテスト」の基礎を習得する。
3年目〜5年目:海外営業部へ異動。アジア圏の市場開拓を担当。現地の製パンメーカーに対し、冷凍生地技術を用いた店舗展開を提案し、大規模ラインの受注に成功。
6年目〜現在:主任として欧州および中東市場を担当。ドイツやオランダの展示会に毎年出展し、現地の伝統的なパンを自動化するソリューションを提案。現在は、現地の食品エンジニアと連携し、プラントベースフード(植物性代替肉)の成形技術の普及にも取り組んでいる。
現在の業務内容と役割:
レオン自動機の営業は、単に機械を売る「物売り」ではない。顧客が作りたい食品を、同社の特許技術を用いてどう具現化するかを提案する「技術営業(セールスエンジニア)」に近い役割を担う。
田中の主な業務は、海外の食品メーカーに対し、省人化や品質安定化のための自動化ラインを提案すること。顧客から送られてくる現地の原材料(小麦粉やデーツ、ナッツ類など)を宇都宮の本社ラボに持ち込み、実験員や設計者と協力して「機械で再現できるか」を証明するテストを主導する。また、文化や宗教(ハラール対応等)による食の禁忌を理解し、現地の嗜好に合わせた製品開発のアドバイスを行うなど、経営コンサルタント的な役割も果たしている。
2. OB訪問の様子
登場人物:
社員:田中(レオン自動機 海外営業)
学生:鈴木(国際関係学部3年生、海外ビジネス志望)
場所:宇都宮本社 ショールーム(ラボ併設のカフェスペース)
機械を売るのではなく食文化を売る
鈴木:本日はお時間をいただきありがとうございます。私は海外との接点がある仕事に興味があるのですが、中でも御社の「包あん機」が世界のパンや菓子の形を変えたというエピソードに非常に感銘を受けました。
田中:遠いところまでよく来てくれたね。ありがとう。そうだね、うちの営業が扱っているのは、単なる鉄の塊としての機械じゃないんだ。その機械が作り出す「クロワッサン」や「点心」、あるいは「中東のクッバ」といった、その土地の人たちが愛してやまない食文化そのものを提案しているんだよ。
鈴木:食文化を提案する、ですか。具体的にはどういうことでしょうか。
田中:例えば、ある国の伝統的なお菓子が、職人不足で存続の危機にあるとする。それをうちの機械で自動化できれば、安価で大量に、かつ高品質に提供できるようになる。それは、その国の食生活を豊かにすることに直結するんだ。だから僕たちは、現地のスーパーに並んでいる食品を片っ端から買って食べて、どうすればこれを機械で作れるかを常に考えているよ。
宇都宮のラボから世界へ発信する
鈴木:文系出身の田中さんが、機械の性能を説明するのは大変ではありませんでしたか。
田中:もちろん、最初は苦労したよ。でも、うちの営業には「ラボ」という強力な武器がある。口頭で説明するより、実際に機械を動かして、目の前で美味しいパンが出来上がるのを見せるのが一番の説得力になるんだ。
鈴木:顧客をこの宇都宮の本社に招待することもあるのですか。
田中:よくあるよ。海外のナショナルクライアントの幹部が宇都宮に来て、一緒に白衣を着て生地をこね、テストを見守る。言葉が通じなくても、出来上がった商品のクオリティを見て「ワンダフル!」と握手する瞬間は、この仕事をしていて本当に良かったと思うね。
鈴木:営業職であっても、かなり深くモノづくりに関わるのですね。
田中:そうだね。うちは営業が「プロデューサー」なんだ。顧客の要望を設計に伝え、実験員にレシピを相談し、一台のオーダーメイドラインを完成させていく。社内のあらゆる部署を巻き込む力が必要だね。
異文化の壁を乗り越える面白さ
鈴木:海外市場、特に中東などを担当されていると、苦労も多いのではないでしょうか。
田中:文化の違いは面白いよ。例えば、中東の顧客は家族経営のオーナー企業が多くて、一度信頼されると家族のように接してくれるけれど、そこに至るまでの人間関係の構築には時間がかかる。粘り強く通い詰めることが大切だね。
鈴木:日本流の営業スタイルが通用しないこともありますか。
田中:あるね。でも、レオンの技術に対する信頼は世界共通なんだ。他社が「手作りじゃないと無理だ」と匙を投げた難解な生地でも、レオンならなんとかしてくれるという期待がある。その期待に応えるために、時差を気にせず現地の代理店と連絡を取り合ったり、トラブルがあればすぐに技術者を派遣する手配をしたり。泥臭い調整も多いけれど、それが世界シェアに繋がっているんだ。
鈴木:グローバルな舞台で、日本の技術の底力を伝えている実感がありそうです。
現場主義と創造を尊ぶ社風
鈴木:社内の雰囲気についても教えてください。どのような方が活躍されていますか。
田中:一言で言うと「おせっかいなほど熱い人」かな(笑)。営業が「お客様がこういう新しい食感を作りたいと言っている」と無理難題を持ち込んでも、技術者たちは「面白いね、やってみようか」と乗ってくれる。社是である「創造」が、単なるスローガンじゃなくて日々の行動指針になっているんだ。
鈴木:挑戦を後押ししてくれる環境なのですね。
田中:そうだね。あと、うちは研修がすごく充実している。文系入社でも、最初の研修で実際にパンを焼いたり機械を分解したりするから、現場感覚がしっかり身につく。僕も今では、生地の伸び具合を見ただけで、どこの国の小麦粉か大体わかるようになったよ。
鈴木:そこまで専門性が身につくのは驚きです。
変化し続ける食の市場に挑む
鈴木:今後、田中さんが挑戦したいことは何でしょうか。
田中:今は「プラントベースフード」に注目している。環境負荷の低減や健康志向で、肉を使わない代替肉の需要が世界中で高まっているけれど、それを美味しく、本物の肉のような食感に成形するのは至難の業なんだ。うちの流動成形技術なら、そこでも世界をリードできると確信している。
鈴木:新しい市場を自ら作っていくわけですね。
田中:その通り。時代の変化に合わせて、機械を進化させ、新しい食べ方を提案していく。飽きることがない仕事だよ。
鈴木:本日は、営業という仕事の枠を超えた、クリエイティブで情熱的なお話を伺えて本当に良かったです。ありがとうございました。
田中:こちらこそ。もし君が、世界中の美味しいものを機械で形にして、世界の人を笑顔にしたいと思うなら、レオンは最高の場所だと思うよ。応援しているよ。
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