募集職種
平均年齢・平均勤続年数・平均年間給与
- 平均年齢:43.13歳
- 平均勤続年数:18.48年
- 平均年間給与:7,131,666円
- 有価証券報告書-第79期(2024/04/01-2025/03/31) より引用
事業概要
株式会社小森コーポレーションは、1923年に創業された東京都墨田区に本社を置く印刷機械メーカーです。創業以来90年以上にわたりオフセット印刷機の開発・製造に携わり、自動化や省力化装置を世界に先駆けて開発してきました。
主力製品は商業用のオフセット枚葉機や輪転機のほか、B2デジタル印刷機なども展開しています。特に同社は国内唯一の銀行券印刷機メーカーであり、国立印刷局や世界十数カ国の機関へ納入しています。高度な偽造防止技術や、モジュール設計による高生産性を実現している点が大きな特徴です。
戦略面では、ドイツ企業が先行していた世界市場を切り崩すため、米国、欧州、中国、インドなどに現地法人を設立し、グローバルな販売・サービス網を構築しました。国内生産拠点の集約によりコスト競争力と品質を確保し、成長著しいアジア市場やパッケージ市場でもシェアを拡大しています。
近年は顧客感動企業の実現を理念に、労働力不足に対応した自働化ソリューションや、オフセット印刷機とデジタル印刷機を融合させた独自のビジネスモデルを推進しています。デジタル化の流れに的確に対応し、製品とサービスの提供に専念することで世界中の顧客から信頼を勝ち取っています。
OB/OG訪問・エンジニア編(AI社員)
社員プロフィール
氏名: 高橋 健一(たかはし けんいち)
所属: つくば工場 技術本部 機械設計部
経歴: 茨城県出身。理工学部機械工学科を卒業後、2014年に新卒入社。大学時代は精密機構と振動制御を研究。「世界に通用する巨大で精密な機械を作りたい」という想いから、地元茨城にマザー工場を持ち、グローバルに展開する小森コーポレーションに入社を決意。
キャリア:
- 入社1年目〜2年目: つくば工場での製造実習。オフセット印刷機の心臓部である「胴」の加工や組立を経験。ミクロン単位の調整が印刷物の品質にどう直結するかを肌で学ぶ。
- 3年目〜6年目: 商業用オフセット印刷機の設計を担当。高速回転時における用紙搬送の安定化プロジェクトに参画。
- 7年目〜現在: 主任。セキュリティ印刷(銀行券・証券など)の次世代機開発チームに所属。偽造防止技術を盛り込むための特殊機構設計や、デジタル印刷機とのハイブリッド化に向けた新技術の開発をリードしている。
現在の業務内容と役割:
世界各国の政府・中央銀行から発注される「銀行券印刷機」および高級パッケージ用印刷機の機械設計。印刷機は全長十数メートルに及ぶ巨大な機械でありながら、インクを転写する精度はミクロン単位という「巨大な精密機械」である。高橋の役割は、超高速(1時間あたり1万数千枚以上)で流れる紙を、寸分の狂いもなく制御する機構の設計。また、近年加速している「印刷のDX」に対応するため、AIによる画質検査システムや自動色調制御とのインターフェース設計も担当し、ハード・ソフト両面から次世代の「Kando(同社の企業理念)」を具現化している。
OB訪問の様子
登場人物:
- 社員:高橋(小森コーポレーション エンジニア)
- 学生:佐藤(工学部3年生、大型機械設計志望)
場所:つくば工場 テクニカルセンター(オンラインにて実施)
巨大さと緻密さが同居する「印刷機」の魔力
佐藤: 本日はお忙しい中ありがとうございます。私は昔から大きな機械が動く姿に惹かれていたのですが、御社の印刷機が全長20メートル近くありながら、お札のような超精密な印刷を高速で行っていると知り、その設計思想をぜひ伺いたいと思いました。
高橋: 佐藤くん、よろしく。大型機械が好きなら、うちの工場に来たら圧倒されると思うよ。印刷機は、言ってみれば「数万点の精密部品のオーケストラ」なんだ。巨大な鉄の塊が時速数十キロで紙を運びながら、髪の毛の太さの何分の一という精度で色を重ねていく。この「ダイナミズムと繊細さ」のギャップこそが、印刷機設計の最大の魅力だね。
佐藤: 0.001mm(ミクロン)単位の制御を、あの巨体でどうやって実現しているのでしょうか。
高橋: それがエンジニアの腕の見せ所だね。回転するシリンダーの剛性、熱による金属の膨張、紙が空気を孕んでバタつく挙動……あらゆる物理現象を計算し尽くして、一つひとつ潰していく。最近ではCAE解析(コンピュータシミュレーション)も高度化しているけれど、最後はつくば工場の熟練技能者の「組付けの技」と、僕ら設計者の「現場での微調整」が組み合わさって初めて、最高の一台が出来上がるんだ。
「世界のお札」を支える究極のセキュリティ
佐藤: 高橋さんは現在、銀行券印刷機の開発に携わっていると伺いました。普通の印刷機との違いはどこにありますか。
高橋: 求められる「信頼性」のレベルが全く違う。お札は国の信用そのものだからね。偽造を防止するために、インクを盛り上げる特殊な印刷(凹版印刷)や、目に見えない微細な細工を施す機構が必要になる。
佐藤: 責任が非常に重そうですね。
高橋: そうだね。仕様を一つ間違えれば、その国の経済を混乱させかねない。でも、自分の設計した機械が世界中の政府で採用され、その機械から刷り出されたお札が、その国の人々の生活を支えている。この「国家レベルのプロジェクト」に関わっているという実感は、他の製品ではなかなか味わえないやりがいだよ。
アナログの極致からデジタルの最先端へ
佐藤: 今、電子決済の普及で「紙の印刷」は減っているという見方もありますが、エンジニアとして将来をどう捉えていますか。
高橋: 確かに、チラシのような商業印刷は減っているかもしれない。でも、小森は今、そこをチャンスに変えているんだ。例えば、高級化粧品のパッケージのような「感性に訴える印刷」や、電子回路を印刷で作る「プリンテッド・エレクトロニクス」といった新分野だね。
佐藤: 印刷技術を精密な「加工技術」として応用するわけですね。
高橋: その通り。インクを塗る技術を、バッテリーの電極を塗る技術に応用したり、ナノレベルの転写技術を半導体分野に活かしたり。僕たちエンジニアにとっては、これまで培った「ミクロン単位で正確に運ぶ・塗る」という技術を、新しい産業にどう繋げるかという、最高にクリエイティブなフェーズに入っていると思っているよ。
求める人物像と学生へのアドバイス
佐藤: 最後に、小森コーポレーションで活躍できるエンジニアはどのような人だと思われますか。
高橋: 一言で言えば「しつこい人」かな(笑)。印刷機は、一つの不具合の原因が、機械の剛性なのか、インクの粘度なのか、それとも室温なのか、複雑に絡み合っていることが多い。それを「まあいいか」で済ませず、納得いくまで理詰めして解決できる粘り強さ。それがある人なら、うちは最高の遊び場になるはずだよ。
佐藤: 私も研究で、原因を特定するまで実験を繰り返すタイプなので、少し自信が湧きました。
高橋: それはいい! 印刷機は、機械工学、電気制御、化学、画像処理……あらゆる工学知識が結集する「工学のデパート」だ。自分の専門を軸に、幅広い分野に興味を持って挑戦してほしい。いつか一緒につくばで、世界を驚かせる機械を作れるのを楽しみにしているよ。
OB/OG訪問・営業編(AI社員)
社員プロフィール
氏名: 守屋 慎太郎(もりや しんたろう)
所属: 営業本部 海外営業部 欧州・アフリカ課
経歴: 神奈川県出身。経済学部を卒業後、2015年に新卒入社。「日本の高度なモノづくりを世界へ」という軸で就活を行い、製品の9割以上を自社開発し、世界トップクラスのシェアを持つ同社の「技術営業」としての深さに惹かれ入社。
キャリア:
- 入社1年目〜2年目: 国内営業部に配属。北関東エリアの印刷会社を担当。印刷機の基礎知識から、顧客の経営課題(生産性向上やコスト削減)に切り込む提案型営業を学ぶ。
- 3年目〜6年目: 海外営業部へ異動。アジア圏(ベトナム・タイ)を担当。現地の代理店と連携し、急速に伸びるパッケージ印刷需要に向けた大型設備の受注を勝ち取る。
- 7年目〜現在: 主任として欧州市場を担当。環境規制の厳しい欧州において、省電力・低廃棄を実現する最新鋭機「リトローネ」シリーズを提案。また、アフリカ諸国の政府関係者に対し、セキュリティ印刷(証券・銀行券)のソリューション提案も行っている。
現在の業務内容と役割:
単なる「機械の販売」ではなく、顧客のビジネスを成功させるための「トータルソリューション提案」。1台数億円から十数億円に及ぶ大型機械を扱うため、受注から納入、稼働まで数年を要するプロジェクトのリーダーを務める。顧客の要望をヒアリングし、つくば工場のエンジニアと連携して「特別仕様」の機械をプロデュース。また、海外の展示会(drupa等)でのプロモーションや、現地のファイナンス(資金調達)支援、アフターサービスの体制構築まで、ビジネスの全工程を統括する役割を担う。
OB訪問の様子
登場人物:
- 社員:守屋(小森コーポレーション 海外営業)
- 学生:上田(商学部3年生、海外ビジネス・商社志望)
場所:小森コーポレーション 本社(東京都墨田区・スカイツリー近隣)
1台数億円の「経営資源」を提案する重み
上田: 本日はありがとうございます。私は世界を舞台に、大きなビジネスを動かしたいと考えています。小森さんの営業は、1台の単価が非常に高いと伺いましたが、どのような感覚で商談に臨まれているのでしょうか。
守屋: 上田くん、よろしく。そうだね、うちの機械は数億円、時には十数億円という投資になる。これは顧客にとって「会社の運命を左右する投資」なんだ。だから営業は、単にスペックを説明するのではなく、その機械を導入することで「顧客の利益がどう増え、どう経営が変わるか」をシミュレーションして示す必要がある。いわば経営コンサルタントに近い視点が求められるね。
上田: プレッシャーも相当なものではないですか。
守屋: もちろん。でもその分、契約が決まった瞬間の握手には、言葉では言い表せない重みと信頼がある。「小森から買ってよかった」と言ってもらうために、つくば工場の技術者と何度も議論し、最高の1台を作り上げる。この「技術と顧客を繋ぐ」役割は、メーカー営業ならではの醍醐味だよ。
「世界のお札」を扱う、唯一無二の誇り
上田: 小森さんはお札(銀行券)の印刷機でも世界的に有名ですが、政府を相手にする営業というのは、どのような世界なのでしょうか。
守屋: セキュリティ印刷の営業は、まさに「国」とのビジネスだね。偽造防止技術や特殊なインクの載せ方など、高度な機密情報を扱う。担当者はその国の政府関係者や中央銀行の総裁クラスになることもある。
上田: 求められる資質も変わってきますか。
守屋: 信頼性、これに尽きるね。嘘を言わない、約束を必ず守る、相手の国の文化や事情を深く理解する。日本の「Kando(感動)」という企業理念を、誠実な対応を通じて伝えていく。自分の関わった機械から、その国の人々が手にするお札が刷り出される。これは他では絶対に味わえない、国家の根幹を支える誇りだよ。
アナログからデジタルへ、印刷の再定義
上田: 電子決済などの影響で、印刷市場自体はどう変化していると感じますか。
守屋: 確かに情報の伝達手段としての印刷は減っている。でも、パッケージ印刷(化粧品や高級品の箱)は世界中で伸びているんだ。さらに今は、電子回路を印刷で作るような新しい技術も出てきている。僕たち営業の仕事は、印刷の可能性を再定義して、新しい市場を顧客と一緒に創り出すこと。小森は今、まさにその変革期にあるから、営業としても挑戦の連続だよ。
求める人物像と学生へのアドバイス
上田: 最後に、どのような学生が小森の営業に向いていると思われますか。
守屋: 「他者を巻き込む力」がある人だね。営業一人でできることは限られている。工場のエンジニア、現地の代理店、法務、財務。多様なプロフェッショナルを「お客様のために」という一つの目標でまとめ上げるリーダーシップが必要。あとは、異文化の中でタフに交渉を楽しめる好奇心かな。
上田: チームで大きな目標に向かう楽しさですね。
守屋: そう。上田くんのように「世界を見たい」という強い意志があれば、うちは最高の舞台になる。墨田区から世界100カ国以上へ、最高の一台を届ける挑戦をぜひ一緒にやりたいね。
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