募集職種
- 技術職
- 営業職
- サービスエンジニア職(メディカル事業のみ)
- 生産管理職(メディカル事業のみ)
- 事務職(管理部門)
平均年齢・平均勤続年数・平均年間給与
- 平均年齢:43.3歳
- 平均勤続年数:12.9年
- 平均年間給与:6,546,093円
- 2024年12月期 有価証券報告書 より引用
事業概要
日機装株式会社は、1950年に設立され、東京都渋谷区に本社を置くメーカーです。同社の主力製品は、民間航空機の車輪ブレーキを補助する逆噴射装置(スラストリバーサー)に用いられるCFRP(炭素繊維強化プラスチック)製のカスケードです。この製品は、小型のリージョナル機からエアバス、ボーイングの大型機まで世界中のほぼ全ての機体に採用されており、世界シェア95%以上という驚異的な占有率を誇っています。
同社は1980年に炭素繊維製造技術の研究を開始しました。オイルショック後の燃料費高騰を受け、エンジンメーカーから高まった軽量化への強い要望に応えるため、当時鋳鉄やアルミ合金製だった複雑な形状のカスケードのCFRP化に挑み、1980年代半ばに成功しました。1984年にはFAA(米国連邦航空局)から世界初となるCFRP製カスケードの認定を取得しています。
この地位を支えるのは、一体成形が困難とされる複雑形状を実現する独自の設計・製造ノウハウです。機体メーカーに認められた独自の材料・工程スペックを保有しており、他社の模倣を困難にする高い参入障壁を築いています。今後も新材料や新製法の研究に取り組み、コスト競争力の維持と顧客との信頼関係を通じて、さらなる受注獲得を目指す方針です。
OB/OG訪問・エンジニア編(AI社員)
社員プロフィール
氏名: 佐々木 慎二(ささき しんじ)
所属: インダストリアル事業本部 精密機器技術部 開発一課
経歴: 神奈川県出身。工学部機械工学科を卒業後、2015年に日機装株式会社へ新卒入社。大学時代は流体工学を専攻し、「流体制御の技術で社会のインフラを支えたい」という軸で就活を行う。ニッチな分野で世界シェアを誇る製品を複数持ち、技術力の高さに定評がある同社に惹かれ、入社を決意した。
キャリア:
入社1年目〜3年目:金沢製作所に配属。産業用特殊ポンプの製造現場にて、精密加工や組立工程を経験。図面上の設計が実際の製品精度や性能(振動・騒音・耐久性)にどう現れるかを現場で徹底的に学ぶ。
4年目〜7年目:技術部へ異動。エネルギー関連(LNGプラント等)で使用される特殊ポンプのカスタマイズ設計を担当。顧客の過酷な使用条件(極低温・超高圧)に応えるための構造解析や材料選定に従事。
8年目〜現在:主任。新領域である水素エネルギー関連の昇圧ポンプ開発プロジェクトの主担当を務める。また、医療事業部門と連携したマイクロポンプの技術転用など、事業枠を超えた技術開発にも携わっている。
現在の業務内容と役割:
日機装の強みである「高度な流体制御技術」を駆使した産業用機器の開発・設計。特に、化学プラントや発電所などの基幹インフラで使用される、漏洩が許されない特殊ポンプの設計を担う。顧客ごとのオーダーメイド仕様に基づき、3D-CADや流体シミュレーション(CFD)を用いた設計、試作機の評価試験を行う。また、近年は深紫外線LEDを用いた水浄化システムや、カーボンニュートラルに向けた新エネルギー分野の製品開発など、社会課題解決に直結する次世代技術の実装にも注力している。
OB訪問の様子
登場人物:
社員:佐々木(日機装 エンジニア)
学生:松本(工学部3年生、エネルギー・インフラに関心あり)
場所:日機装本社(東京都渋谷区) 打ち合わせスペース
産業の「心臓」を創るということ
松本:本日はお忙しい中、貴重なお時間をいただきありがとうございます。大学では流体機械の研究室に所属しており、日機装さんの「漏れないポンプ」や「超低温への対応」といった卓越した技術力に非常に興味を持っています。
佐々木:松本くん、よろしく。流体機械を学んでいるなら話が早いね。僕たちが作っているポンプは、目に見える華やかな場所にあるわけじゃない。けれど、化学プラントやエネルギー施設、医療の現場で、止まることが許されない「心臓」として動いている。この責任の重さと技術的な深みが、日機装のエンジニアとしての誇りなんだ。
松本:産業の心臓、ですか。具体的に日機装の設計において、他社にはない難しさはどこにあるのでしょうか。
佐々木:うちは「他社が手を出さない、あるいは出せない難しい領域」を得意としている。例えば、マイナス160度以下のLNG(液化天然ガス)を送り出すポンプ。極低温下では金属が収縮するし、潤滑の考え方も全く変わる。シミュレーションだけでは解けない、長年の経験に基づく「材料」と「流体」の知見が不可欠なんだ。
現場から始まるエンジニアとしてのキャリア
松本:佐々木さんは入社後、最初に製造現場を経験されたと伺いました。設計者にとって、その経験はどのように活きていますか。
佐々木:それはもう、計り知れないよ。僕も最初は「早く設計をやりたい」と思っていたけれど、金沢の工場で実際にボルト一本を締める手の感覚や、削り出された金属の質感を肌で感じたことが、今の設計の糧になっている。「この図面通りに作ると、現場の人は工具が入りにくくて苦労するな」とか「ここの公差を厳しくしすぎるとコストが跳ね上がるな」といった想像力が働くようになるんだ。
松本:現場を知っているからこそ、実効性のある設計ができるのですね。
佐々木:その通り。うちは設計者が直接、試作機のテストに立ち会うことも多い。「三現主義」を大切にしているから、デスクでCADをいじっているだけじゃなく、実際に動いている機械の音を聞いて、五感で不具合の原因を探る。そんな泥臭い部分に、エンジニアとしての本質があると思っているよ。
事業部を越えた技術のシナジー
松本:日機装さんは、産業機器だけでなく医療や航空宇宙など、多角的に事業を展開されていますよね。事業部間での交流や技術の転用はあるのでしょうか。
佐々木:実はそこが今のうちの面白いところなんだ。例えば、産業用ポンプで培った「流体制御技術」は、人工透析機の血液ポンプにも活かされている。また、航空機部品で培った「炭素繊維複合材(CFRP)」の知見を、産業用機器の軽量化や高強度化に転用する試みも進んでいる。
松本:異なる分野のエンジニアと協力する機会もあるのですか。
佐々木:最近は増えているね。僕は今、水素関連のプロジェクトをやっているけれど、材料選定のアドバイスを航空宇宙部門に仰いだりすることもある。専門分野が違う人間が集まると、自分たちにはなかった発想が出てくる。この「多角的な技術の引き出し」があるのは、日機装の大きな強みだよ。
若手の挑戦を後押しする「自律型」の社風
松本:社風についても伺いたいです。若手エンジニアはどのような役割を期待されますか。
佐々木:うちは大手企業の中では、かなり若手に裁量を持たせてくれる方だと思う。1年目からプロジェクトのメンバーとして意見を求められるし、3、4年目になれば、特定のコンポーネントの設計主担当を任されることもある。「やりたい」という意思と、それを裏付ける論理的な説明があれば、年次に関係なくチャンスをくれる社風だね。
松本:自由度が高い分、自己管理も重要になりそうですね。
佐々木:そうだね。でも、周囲には専門性の高いベテランがゴロゴロいるから、孤立することはないよ。分からないことを聞けば、みんな嬉々として教えてくれる「技術好き」が集まっている。いい意味で「職人気質」と「フロンティアスピリット」が共存している場所だと思う。
求める人物像と学生へのアドバイス
松本:最後に、佐々木さんが一緒に働きたいと思う後輩は、どのような人でしょうか。
佐々木:一言で言えば「本質を突き詰めたい人」かな。既存の製品を少し改良して終わり、ではなく、「なぜこの現象が起きるのか?」「もっと効率を上げるには根本から何を変えるべきか?」という問いを楽しめる人。日機装はニッチトップの集団だから、誰かのマネではなく、自分たちで正解を作っていく覚悟が必要なんだ。
松本:私も研究を通じて、粘り強く本質を探求する姿勢を磨いていきたいです。
佐々木:その意気込みがあれば大丈夫。松本くんのような、新しいエネルギーやインフラを支えたいという情熱を持った学生さんに、ぜひうちの門を叩いてほしいな。一緒に「世界初の技術」を山形や金沢から発信していこう。
松本:本日は貴重なお話を本当にありがとうございました。
OB/OG訪問・営業編(AI社員)
社員プロフィール
氏名: 岡田 拓也(おかだ たくや)
所属: インダストリアル事業本部 海外営業部 第一課
経歴: 東京都出身。大学では外国語学部で国際関係学を専攻。在学中に中東や東南アジアを旅した際、日本のエネルギー技術が現地のインフラを支えている光景を目にし、製造業の海外営業を志す。特定の製品に縛られず、高度な技術力を武器にオーダーメイドの提案ができる日機装のスタイルに惹かれ、2014年に入社した。
キャリア:
入社1年目〜2年目:国内営業部に配属。千葉・茨城エリアの石油化学プラントや製油所を担当。ポンプの構造やメンテナンスの基礎を学び、顧客の現場が何を求めているかを徹底的に叩き込まれる。
3年目〜6年目:海外営業部へ異動。中東・アフリカ地域を担当。LNG(液化天然ガス)プラント向けの特殊ポンプの受注活動に従事。現地のエンジニアリング会社や大手石油資本を相手に、技術的な優位性を説くタフな交渉を経験。
7年目〜現在:主任。北米市場の水素エネルギー関連プロジェクトを担当。脱炭素社会の実現に向けた新市場の開拓を行い、技術部門と連携して次世代ポンプの仕様提案を主導している。
現在の業務内容と役割:
日機装の「インダストリアル(産業用機器)事業」における海外営業。同社の製品は、標準品を売るのではなく、顧客のプラント仕様に合わせた「完全受注生産」が基本。岡田の役割は、顧客が抱える技術的な課題(極低温下での動作、液漏れの完全防止など)をヒアリングし、社内の設計部門と協力して最適な仕様を提案すること。プロジェクトは数億円から数十億円規模になることもあり、受注から納入、アフターサービスまで数年がかりで管理する「プロジェクトマネージャー」としての役割も担う。また、世界各国の代理店管理や、海外拠点の現地スタッフとの連携強化も重要な任務である。
OB訪問の様子
登場人物:
社員:岡田(日機装 海外営業)
学生:佐藤(商学部3年生、国際ビジネスに関心あり)
場所:日機装本社(東京都渋谷区・恵比寿ガーデンプレイス) 打ち合わせスペース
カタログのない営業とエンジニアリングの融合
佐藤:本日はお忙しい中ありがとうございます。私は「日本の技術力で世界の課題を解決する」仕事に興味があり、特殊ポンプや航空機部品など、ニッチな分野で世界一を追求されている御社を志望しています。
岡田:佐藤くん、よろしく。恵比寿のオフィスはどうかな、少し意外に思ったかもしれないけれど、ここが日機装のグローバル戦略の司令塔なんだ。うちの営業の特徴を一言で言うなら、「カタログを配るだけでは成立しない営業」だね。
佐藤:カタログがない、というのはどういうことでしょうか。
岡田:うちが扱う特殊ポンプは、一台ずつお客様の要望に合わせて設計するオーダーメイドが基本なんだ。例えば、マイナス160度のLNGを送り出すのか、それとも毒性の強い化学薬品を漏らさず循環させるのか。お客様のプラントが求める条件は千差万別。だから、営業が「技術的な課題」を正しく理解し、設計部門と一緒にソリューションを作り上げていく必要がある。営業でありながら、コンサルタントやエンジニアリングマネージャーに近い感覚だよ。
文系出身者が世界で「技術」を語る武器
佐藤:私は商学部で技術的な知識に自信がないのですが、文系出身の岡田さんがどのように専門知識を身につけ、海外のプロフェッショナルと渡り合ってきたのか伺いたいです。
岡田:それは誰もが通る道だね。僕も入社当初は「インペラ(羽根車)」や「メカニカルシール」と言われても何のことかさっぱりだった。でも、日機装には新人を現場で育てる文化がある。入社後の研修で工場の組み立てラインに入り、実際に機械を触って構造を覚えるんだ。
佐藤:現場で学ぶことが基礎になるのですね。
岡田:そう。そして海外に出れば、相手は「君が文系か理系か」なんて気にしない。「このポンプで私のプラントの課題が解決できるのか」という一点だけを見ている。だからこそ、僕は社内の設計担当と密に連携して、誰よりも製品の「強み」と「限界」を熟知するように努めた。完璧な英語より、確かなデータと情熱を持って「日機装ならできます」と言い切れることが、世界で信頼を勝ち取る武器になるんだよ。
水素エネルギーというフロンティアへの挑戦
佐藤:岡田さんは現在、北米の水素プロジェクトを担当されていると伺いました。新しい市場を作る営業の面白さはどこにありますか。
岡田:まさに歴史の転換点に立ち会っている感覚だね。脱炭素社会に向けて、世界中で水素インフラの整備が急ピッチで進んでいる。でも、水素は扱うのが非常に難しい。高圧で漏れやすく、金属を脆くする特性があるんだ。そこに、日機装が長年培ってきた「漏れないポンプ」の技術がズバッとハマる。
佐藤:他社には真似できない領域があるのですね。
岡田:そうなんだ。競合も多いけれど、「あの過酷なプラントで実績がある日機装なら」と指名されることも多い。新しい市場では決まったルールがないから、僕たち営業がお客様の要望を社内に持ち帰り、「次はこんな製品が必要だ」と開発を主導することもある。自分の提案が、数年後の世界のエネルギーインフラを作っているかもしれない。これ以上の醍醐味はないよ。
少数精鋭が生む「若手の裁量」とチームワーク
佐藤:社内の雰囲気についても伺いたいです。若手のうちから大きなプロジェクトに関われるのでしょうか。
岡田:うちは意外と少数精鋭なんだ。大きな会社だけど、海外営業の一部隊はそれほど人数が多いわけじゃない。だから、1年目からアシスタントとして巨大プロジェクトに入り、3、4年目になれば自分の担当国を持って海外出張を任される。
佐藤:若いうちからプレッシャーも大きそうですね。
岡田:もちろんプレッシャーはあるけれど、一人で戦うわけじゃない。「営業・設計・製造・品質保証」がワンチームになって動くのが日機装のスタイルだ。社内には「面白い技術、難しい課題」が好きな人が集まっているから、営業が無理難題を持ってきても、みんなで知恵を絞ってくれる。この「技術への誇り」を共有している一体感は、うちの社風のいいところだね。
求める人物像と学生へのアドバイス
佐藤:最後に、岡田さんと一緒に働きたいと思う後輩はどのような人でしょうか。
岡田:一言で言えば「しぶとい人」かな。海外の大型案件は、受注までに数年かかることもザラだ。途中でライバルに横槍を入れられたり、技術的なトラブルが起きたりすることもある。そこで諦めずに、粘り強く解決策を探し続けられるかどうか。
佐藤:粘り強さ、ですね。
岡田:そう。それから「誠実さ」。航空機部品や医療機器も手がけている日機装にとって、品質と安全性は絶対だ。営業も、目先の数字のためにできないことを「できる」とは言わない。お客様の信頼を第一に考え、誠実に対応できる人と一緒に働きたいね。
佐藤:今日のお話を聞いて、営業職のイメージが「単なる販売」から「プロジェクトのプロデュース」へと大きく変わりました。本当にありがとうございました。
岡田:佐藤くんのような熱意のある人が、僕たちの仲間になってくれるのを楽しみにしているよ。次はぜひ、選考の場や、実際に一緒に働く現場で会おう。
採用ページへのリンク
日機装株式会社は「グローバルニッチトップ企業100(2020)」に選ばれたBtoBものづくり企業です。気になる人はぜひ採用ページで詳しい情報を調べてみましょう。


コメント