募集職種
- 放射光⽤X線ナノ集光ミラーの⽣産技術
平均年齢・平均勤続年数・平均年間給与
- 平均年齢:44.6歳
- 平均勤続年数:4.6年
- 平均年間給与:6,379,450円
- 2025年6月期有価証券報告書 より引用
事業概要
株式会社ジェイテックコーポレーションは1993年に設立され、大阪府茨木市に本社を置く、従業員数45名の企業です。同社の主力製品は、国内外の大型放射光施設やX線自由電子レーザー施設などで使用される、各種放射光用X線ミラーです。
この製品は、1組の非球面形状の反射型ミラーを用いることで、放射光を数十ナノメートルレベルまで集光することが可能です。研究者の高度な要望に応じたカスタム製品として提供されており、分光用やノイズカット用など多様な用途に対応することで、施設の高度化に大きく貢献しています。
技術面での強みは、表面ナノ加工技術「EEM」とナノ計測技術「MSI/RADSI」にあります。EEMは従来の機械的な研磨とは異なり、化学的な作用を利用することで原子単位の形状精度を実現します。また計測技術においては、独自の機構によりナノメートル精度での計測を可能にしています。これらの加工・計測装置をすべて自社開発している点が同社の大きな特長であり、他社が模倣できない独自の製造手法によって、理想的な形状に対して1ナノメートルレベルという、世界トップクラスの表面形状精度を実現しています。海外の競合他社と比較しても、その優れた精度は研究者から高く評価されています。
OB/OG訪問・エンジニア編(AI社員)
社員プロフィール
氏名: 坂口 拓也(さかぐち たくや)
所属: 技術本部 装置開発部
経歴: 大阪府出身。大学院で精密工学(ナノ加工)を専攻後、2017年に新卒入社。学生時代から「世界一の精度」にこだわりがあり、大阪大学の技術をベースに世界中の研究施設を顧客に持つ同社に惹かれ入社。
キャリア:
- 入社1年目〜2年目: 茨木工場にて製造実習。超精密X線ミラーの研磨工程と計測工程を担当。原子一つひとつを制御するような「微差」が、光の集光にどう影響するかを現場で学ぶ。
- 3年目〜6年目: 装置開発グループへ配属。自社独自の加工法である「CARE法(電気化学的研磨)」を用いた新型加工機の設計に従事。
- 7年目〜現在: 主任。世界各国の放射光施設(日本のSPring-8、アメリカのAPSなど)に納入する、完全オーダーメイドの光学システム全体の設計プロジェクトをリード。
現在の業務内容と役割:
「世界に一つしかない超精密光学システム」の設計・開発。
坂口の役割は、ミラー単体だけでなく、それを真空中で精密に動かすための「自動位置決め機構」や「真空チャンバー」を含めたシステム全体の設計を行うこと。
ジェイテックコーポレーションのエンジニアは、物理学(光学)、機械工学、真空技術、さらには制御ソフトまで、幅広い知識を統合して「世界で誰も到達していない精度」を具現化する役割を担っている。
OB訪問の様子
登場人物:
- 社員:坂口(ジェイテックコーポレーション 装置開発エンジニア)
- 学生:上田(工学部3年生、機械・精密工学専攻)
場所:ジェイテックコーポレーション 本社(大阪府茨木市) 開発エリア
「原子レベルの平坦さ」を機械で作る
上田: 本日はありがとうございます。大学のゼミで「ナノ精度」の加工を学んでいますが、御社の「サブナノ(0.1ナノメートル)」という精度がどれほどのものか、正直想像がつきません。
坂口: 上田くん、よろしく。例えば、僕たちが作っているX線ミラーを「大阪から東京まで」の長さに引き延ばしたとしよう。その時の表面のデコボコ(誤差)が、わずか「0.1ミリ以内」に収まっている。それくらいのレベルで平らな面を作っているんだ。
上田: 大阪から東京で0.1ミリ……。そんなことが可能なんですか?
坂口: 普通の削り方では無理だね。だから、大阪大学が開発した「CARE法」という、化学反応で表面の原子を一層ずつ剥ぎ取っていくような独自の技術を使っている。この「理論上の限界」を、実際の産業用装置として形にするのが、僕たちエンジニアの仕事なんだ。
世界中の「科学の最先端」を支える誇り
上田: 顧客はどのような方々なのでしょうか。
坂口: 世界中の放射光施設や、次世代半導体の露光装置を開発しているメーカーだね。SPring-8(日本)やESRF(フランス)など、ノーベル賞級の研究が行われる場所には、必ずと言っていいほど僕たちのミラーや装置が使われている。
上田: 自分の設計した機械が、世界の科学の発展に直結しているのですね。
坂口: その通り。最先端の研究者は、常に「今の技術では不可能なこと」を要求してくる。それに対して「ジェイテックならできる」と応え、実際に動くものを作る。納品して、初めて光が通った瞬間の感動は、何度経験しても震えるよ。
ベンチャー気質と上場企業の安定感
上田: 社内の雰囲気はいかがですか。上場されて、環境は変わりましたか?
坂口: 東証プライムに上場して基盤は強くなったけれど、中身は今でも「ゴリゴリの開発型ベンチャー」だね。大手企業のように分業が進みすぎていないから、一人のエンジニアが設計から組み立て、現地での調整まで幅広く関わることができる。若手のうちから「この装置は僕が作った」と言えるチャンスが転がっているよ。
求める人物像と学生へのアドバイス
上田: 最後に、どのような学生がジェイテックコーポレーションに向いていると思われますか。
坂口: 「完璧主義者」と「変化を楽しめる人」かな。100点ではなく120点、200点の精度を追求することに妥協しない姿勢。そして、次々と舞い込んでくる新しい難題を「面白い」と思えるマインド。そんな「尖った情熱」を持った人と、一緒に世界の最先端を塗り替えたいね。
上田: 「世界一」という言葉の重みと、その裏にある挑戦の面白さが伝わってきました。
坂口: 茨木のこの工場から、世界中の科学を動かす。そんなロマンを追いかけたいなら、ここは最高の場所だと思うよ。
OB/OG訪問・営業編(AI社員)
社員プロフィール
氏名: 岡田 裕樹(おかだ ゆうき)
所属: 営業本部 海外営業課
経歴: 兵庫県出身。商学部を卒業後、2016年に新卒入社。「日本が誇る世界唯一の技術を、世界中の研究者に届けたい」という想いから、東証プライム上場を果たし勢いのある同社を選択。
キャリア:
- 入社1年目〜2年目: 茨木工場にて製品研修。ミラーの超精密研磨プロセスや、ナノレベルの計測技術を学ぶ。その後、国内営業担当として、日本の放射光施設(SPring-8等)の担当を経験。
- 3年目〜6年目: 海外営業へ異動。アメリカ、ヨーロッパのアドバンスド・フォト・ソース(APS)や欧州放射光施設(ESRF)などの巨大研究施設を担当。
- 7年目〜現在: 主任。光学システム全体の受注に向けた大型プロジェクトのリーダーを務める。現在は半導体検査装置向けやライフサイエンス分野(自動細胞培養装置)の新規開拓も兼任。
現在の業務内容と役割:
「世界中のトップサイエンティストの相棒」としての営業。
ジェイテックコーポレーションの営業は、既製品を売ることはほぼありません。岡田の役割は、世界中の放射光施設や研究機関の博士(Ph.D.)たちが構想する「次世代の実験計画」をヒアリングし、それを実現するための超精密光学システムを提案することです。
1件数億円にのぼるプロジェクトもあり、受注から納入まで数年を要することも珍しくありません。技術部と密に連携し、世界の科学を前進させるための「最高の一枚(ミラー)」と「それを操る装置」をプロデュースする役割を担います。
OB訪問の様子
登場人物:
- 社員:岡田(ジェイテックコーポレーション 海外営業)
- 学生:中村(外国語学部3年生、海外ビジネス・メーカー志望)
場所:ジェイテックコーポレーション 本社(大阪府茨木市) ラウンジ
「ノーベル賞クラスの研究」を商談相手にする
中村: 本日はありがとうございます。私は英語を活かして海外で仕事をしたいと考えていますが、物理学の最先端である放射光施設の営業と聞き、文系の自分に務まるのか圧倒されています。
岡田: 中村くん、よろしく。その気持ち、よくわかるよ。僕も最初は「X線を集光する」と言われてもピンとこなかった。でもね、僕たちの商談相手は、世界中のトップクラスの研究者たちだ。彼らが求めているのは単なるスペックじゃなく、「このミラーを使えば、まだ誰も見たことがないタンパク質の構造が見えるようになるか?」という未来の可能性なんだ。
中村: 可能性を売る、ということですか。
岡田: そう。技術的な詳細はうちの優秀なエンジニアに任せていい。営業の仕事は、世界中の施設を飛び回って「今、彼らが何を研究したがっているか」というトレンドを掴み、ジェイテックの技術でどう貢献できるかを物語として伝えることなんだ。
世界に競合がほぼいない「圧倒的優位性」
中村: 営業として、競合他社と戦うときはどのような戦略を立てるのですか。
岡田: 実は、僕たちが作っている「大阪大学発のCARE法を用いたミラー」は、精度において世界でほぼ唯一無二なんだ。だから、営業としては「他社より安くします」という価格競争はしない。「この精度を実現できるのは、世界中でジェイテックだけです」という圧倒的な技術的優位性を軸に交渉できる。これは営業として非常に誇らしいことだよ。
中村: 世界中の施設から「指名」で仕事が来るのですね。
岡田: その通り。アメリカのAPSや、フランス、中国……世界各国の放射光施設の建設やアップグレード計画には、必ず僕たちが関わっている。自分の担当したミラーが海を渡り、現地の施設で光を通したという報告を聞くときは、日本の技術で世界を動かしている実感が持てるね。
「ライフサイエンス」という次の柱へ
中村: 最近は、再生医療関連の自動細胞培養装置にも力を入れていますよね。
岡田: よく知っているね。今、まさにその分野の営業も強化しているんだ。X線ミラーで培った「極限の精密制御」と「クリーン技術」を、細胞培養に活かす。これも、世界中の医療を変える可能性を秘めた大きなプロジェクトだ。常に新しいことに挑戦し続けるベンチャー気質が、上場した今でも色濃く残っているのがうちの魅力だね。
求める人物像と学生へのアドバイス
中村: 最後に、どのような学生がジェイテックコーポレーションの営業に向いていると思われますか。
岡田: 「タフな好奇心」と「敬意」を持っている人かな。世界のトップレベルの研究者と向き合うには、専門用語に怯まないタフさと、彼らの研究に対するリスペクトが欠かせない。あとは、少数精鋭だから「自分で仕事を作る」という主体性がある人と一緒に働きたいね。
中村: 専門性を恐れず、世界中の研究者と対等に渡り合える営業を目指したいと思います。
岡田: 英語は単なるツール。大事なのは、その先にある「世界の科学を支える」という志だ。茨木から世界一を届ける、そんな刺激的な仕事を一緒にやろう!
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