募集職種
- 技術系(開発、研究、営業技術、商品企画、試作・試験、品質保証、生産技術、製品開発、製品設計、製造技術など)
- 営業・管理系(営業、営業支援、広報、商品企画、 財務・経理、法務・特許、情報システム、人事総務、資材・生産管理など)
平均年齢・平均勤続年数・平均年間給与
- 平均年齢:41.1歳
- 平均勤続年数:18.7年
- 平均年間給与:6,080,839円
- 2024年12月期有価証券報告書 より引用
事業概要
THK株式会社は1971年に設立され、東京都港区に本社を置く、直線運動システムのリーディングカンパニーです。同社は世界に先駆けて機械の直線運動部の「転がり化」を実現した「LMガイド」を開発し、世界シェアNo.1を獲得しています。
LMガイドは、転動体にボールを用い、転動面にボール径に近似したR形状の溝を設ける独自の技術により、接触を点から面に近づけました。その結果、従来のリニアモーションベアリングと比べ、同じボール径で許容荷重は約13倍、寿命は約2,200倍という飛躍的な性能向上を達成しています。工作機械や半導体製造装置の高精度化、高剛性化、省エネルギー化に必要不可欠な要素部品として、産業の発展に大きく貢献してきました。
戦略面では、グローバルでの生産・販売体制の拡充に加え、自動車、医療機器、ロボット、免震・制震装置といった新規分野への展開を強化しています。さらに、AIやIoTを活用したビジネススタイルの変革にも取り組んでいます。その一環として、LMガイドにセンサーを取り付け、機械の故障予兆を検知する製造業向けIoTサービス「OMNI edge」を開始するなど、デジタル技術を駆使した新たなサービス領域を広げています。
OB/OG訪問・エンジニア編(AI社員)
社員プロフィール
氏名: 岡田 智樹(おかだ ともき)
所属: 技術本部 開発部 第一設計課
経歴: 神奈川県出身。大学では精密機械工学を専攻し、摩擦・摩耗のメカニズム(トライボロジー)を研究。世界で初めて「LMガイド」を製品化した先駆者であり、あらゆる産業の自動化を支えるTHKの技術力に惹かれ、2014年に新卒入社。
キャリア:
入社1年目〜2年目:マザー工場である山口工場にて実務研修。超精密研削工程や組立現場を経験し、ミクロン単位の精度管理が製品性能(滑らかさ、剛性)にどう直結するかを体得する。
3年目〜6年目:技術開発センター(東京・日の出)へ配属。半導体製造装置向けの高速・高精度LMガイドの開発を担当。クリーンルーム内での低発塵性能や、超高速駆動時における熱変位対策の設計に従事。
7年目〜現在:主任。次世代モビリティ(EV・自動運転)やサービスロボット向けの新機構開発プロジェクトをリード。従来の「産業機器」の枠を超え、建築免震や医療機器、航空宇宙分野まで、直線運動技術の応用範囲を広げる役割を担っている。
現在の業務内容と役割:
THKのコア技術である「直線運動システム」の進化と新製品設計。具体的には、CAD/CAEを用いた構造解析を行い、より「強く、軽く、滑らかな」転がり案内機構を追求する。単なる部品設計に留まらず、センサーを内蔵して故障を予兆する「予兆検知システム」のハードウェア設計など、メカとデジタルを融合させた製品開発も主導。顧客である世界中の工作機械・半導体メーカーからの高度な要求に対し、最適な仕様を提案・具現化する技術の中核を担っている。
OB訪問の様子
登場人物:
社員:岡田(THK エンジニア)
学生:佐々木(工学部3年生)
場所:THK 本社(東京都港区) 打ち合わせスペース
世の中の「動き」を根底から変えた技術
佐々木:本日はお忙しい中ありがとうございます。私はロボットサークルで活動しており、THKさんのLMガイドの滑らかさにはいつも助けられています。今日はその「究極の動き」がどうやって作られているのかを伺いたいです。
岡田:佐々木くん、よろしく。サークルでうちの製品を使ってくれているのは嬉しいね。実は、LMガイドが登場する前は「直線運動を正確に制御する」のはすごく大変なことだったんだ。それを転がり軸受の原理で誰でも簡単に扱えるようにしたのがTHK。いわば、世界の自動化の「歴史を変えた」製品なんだよ。
佐々木:歴史を変えた、ですか。
岡田:そう。工作機械から半導体製造装置、今では手術ロボットや建物の免震まで。世の中の「精密に動くもの」のほとんどに、うちの技術が入っている。エンジニアとしては、特定の業界だけでなく、世界のインフラを根底から支えているという自負を持って働いているよ。
ミクロン単位の精度を追求する設計の醍醐味
佐々木:設計のお仕事の中で、最もこだわっている部分はどこでしょうか。
岡田:やはり「循環するボール(鋼球)の動き」だね。数ミリのボールがレールの中を滑らかに、かつガタつきなく回るように設計するのは、実は非常に奥が深い。レールの溝の形状をコンマ数ミクロン変えるだけで、摩擦抵抗や耐久性が劇的に変わるんだ。
佐々木:ミクロン単位の戦いなのですね。
岡田:そう。シミュレーションも駆使するけれど、最後は「現物」がすべて。試作しては過酷なテストを繰り返し、理想の動きを追求する。自分が設計した部品を組み込んだ機械が、音もなくスーーッと滑らかに動いた瞬間は、何度経験しても鳥肌が立つよ。
佐々木:論理的な計算と、地道な実験の積み重ねなのですね。
産業機器から、未来の生活空間へ
佐々木:最近では、自動車のシートの可動部やロボットなど、新しい分野への展開も積極的ですよね。
岡田:その通り。今は「産業機器のTHK」から、もっと生活に近い分野へ広がっている変革期だ。例えば、EVのステアリング機構や、介護ロボットの関節部分など、よりコンパクトで静かな動きが求められている。
佐々木:設計のアプローチも変わってくるのでしょうか。
岡田:大きく変わるね。これまでの「強くて正確」に加えて、「軽くて静か」とか「デザイン性」まで求められる。従来のLMガイドの常識を一度捨てて、新しい材料や構造を考える必要があるんだ。これは若手エンジニアにとっても、すごくチャンスがある面白いフェーズだと思うよ。
佐々木:自分のアイデアが、未来の乗り物や生活を形にする可能性があるのですね。
現場との対話がエンジニアを育てる
佐々木:THKさんの社風について伺いたいのですが、若手でも発言しやすい環境ですか。
岡田:うちは「現場」をすごく大切にする会社だ。新入社員は必ず工場研修に行くけれど、それは設計者になっても変わらない。何かあればすぐに工場に行って、現場の職人さんと「ここを削るのは難しいか」「この組み方は無理があるか」と話し合う。
佐々木:議論が活発そうですね。
岡田:かなりね(笑)。でも、それは「より良いものを作りたい」という共通の目標があるから。職人気質のベテランから「岡田、この図面じゃ作れねえよ」と怒られながら学んだことが、今の僕の血肉になっている。若手にも、どんどん現場に出て、揉まれながら成長してほしいという空気があるよ。
佐々木:机上の空論ではなく、モノづくりの本質に触れられる環境だと感じました。
求める人物像と学生へのアドバイス
佐々木:最後に、岡田さんと一緒に働きたいと思うのはどのような学生ですか。
岡田:一言で言えば「粘り強いオタク」かな(笑)。一つの機構、一つの動きに対して、「なぜこうなるのか?」をどこまでも突き詰められる人。THKは直線運動のパイオニアだから、誰も正解を知らない課題に挑むことが多い。そこで諦めずに、面白がって考え抜ける人と一緒に働きたいね。
佐々木:私も「なぜ」を大切にする粘り強さだけは自信があります。
岡田:それは素晴らしい。佐々木くんのような人が、次の50年の「動き」を創っていくんだ。THKは地味な部品メーカーに見えるかもしれないけれど、その「地味」が世界を動かしている。そのロマンを分かち合える日を楽しみにしているよ。
佐々木:本日は貴重なお話を本当にありがとうございました。
OB/OG訪問・営業編(AI社員)
社員プロフィール
氏名: 藤田 浩平(ふじた こうへい)
所属: 営業本部 産業機器営業部
経歴: 兵庫県出身。大学では法学部を専攻。ゼミで「日本の製造業と国際法」を研究する中で、部品メーカーでありながら世界標準を創り出し、圧倒的なシェアを持つTHKの存在を知る。特定の業界に依存せず、あらゆる産業の「動き」を支えるビジネスモデルに惹かれ、2014年に新卒入社。
キャリア:
入社1年目〜3年目:国内営業部に配属。北関東エリアを担当し、工作機械メーカーや包装機械メーカーへLMガイド、ボールねじを提案。製品知識の習得だけでなく、顧客の図面から最適な型番を選定する選定スキルを磨く。
4年目〜7年目:海外営業部(アメリカ担当)へ。デトロイト拠点を中心に、現地の自動化ライン構築やロボットメーカー向けのプロジェクトに従事。多様な文化圏での交渉力とスピード感を身につける。
8年目〜現在:主任として、最先端の半導体製造装置メーカーや、新機軸のサービスロボット分野を担当。従来の「部品販売」から一歩踏み込み、IoTを活用した予兆検知サービス「Omni Edge」の導入提案など、ハードとソフトを組み合わせたソリューション営業を推進している。
現在の業務内容と役割:
THKの主力製品であるLMガイド、ボールねじ、アクチュエータなどの提案・販売。THKの営業は、単なる物品販売ではなく、顧客の機械設計の初期段階から深く入り込む「デザインイン」のスタイルが基本。顧客が実現したい「動き(高速化、高精度化、長寿命化)」に対して、数万点ある製品バリエーションの中から最適な組み合わせを提案し、仕様を決定させる。また、近年は製造現場のDX(デジタルトランスフォーメーション)を支援すべく、センサーを内蔵した部品によるメンテナンスの自動化提案など、コンサルティング要素の強い営業活動を展開している。
OB訪問の様子
登場人物:
社員:藤田(THK 営業)
学生:山口(商学部3年生、メーカー営業志望)
場所:THK本社(東京都港区芝浦) 応接室
「LMガイド」という世界標準を売る強み
山口:本日はお忙しい中、貴重なお時間をいただきありがとうございます。私は「世界シェアトップの製品を持つ企業で、グローバルに活躍したい」という軸で就職活動をしており、THKさんの圧倒的なシェアと技術力に非常に惹かれています。
藤田:山口くん、よろしく。そう言ってもらえると嬉しいよ。確かに、うちの「LMガイド」は世界シェアでトップクラスだし、実は世界で初めてこの製品を世に出したパイオニアでもあるんだ。営業としては、自分が提案する製品が「業界のデファクトスタンダード(事実上の標準)」であることは、大きな自信と誇りになるね。
山口:シェアが高いということは、やはり営業もしやすいのでしょうか。
藤田:信頼があるから話は聞いてもらえる。でも、その分ライバルからの挑戦も激しいよ。単に「良い製品です」と言うだけでは勝てない。顧客が作ろうとしている次世代の機械に対して、ライバルよりも一歩進んだ「動きの提案」ができるかどうかが勝負なんだ。
カタログを配るのではない「エンジニアリング営業」
山口:文系出身の藤田さんが、精密機械の技術的な話を理解し、提案するのは大変ではありませんでしたか。
藤田:最初は図面を見ても何が何だか分からなかったよ(笑)。でも、うちの営業は「技術営業(セールスエンジニア)」としての側面が強い。入社後の研修で製品の構造を徹底的に学ぶし、現場に出れば顧客の設計者と毎日顔を合わせる。設計者が何を悩み、何を解決したいのかを必死に聞き出す中で、自然と知識は身についていったね。
山口:具体的には、どのような提案をされるのですか。
藤田:例えば「今の機械よりも、タクトタイム(作業時間)を20%短縮したい」という相談があったとする。それに対して、どのLMガイドを使い、どう配置すれば強度が保てるか、モーターとの相性はどうか。顧客の設計者と一緒に計算し、一つのユニットとして形にしていくんだ。自分が選定した部品が、巨大な製造ラインの中で完璧に動いているのを見たときは、文系・理系関係なく感動するよ。
産業の枠を超えた「動き」の広がり
山口:THKさんの製品は、工作機械以外にも幅広く使われていると伺いました。
藤田:そこが一番の面白さだね。最近では、住宅の免震システムや、駅のホームドア、さらには手術支援ロボットや宇宙関連まで広がっている。僕が以前担当した案件では、有名テーマパークのアトラクションの駆動部にうちの製品が採用されたこともあるんだ。
山口:アトラクションまで! 業界を問わず活躍できるのですね。
藤田:そう。「直線運動」があるところには、必ずTHKのチャンスがある。特定の業界が不況になっても、他の業界が伸びていれば会社としては強い。営業としても、毎日違う業界の人と話ができるのは、飽きることがないし、常に新しい発見があるよ。
「三位一体」で顧客の課題を解決する
山口:社内の他部署との連携について伺いたいです。営業の意見は製品開発に活かされるのでしょうか。
藤田:うちは「営業・技術・製造」の三位一体をすごく大切にしている。顧客から「もっとこういう環境で使える製品が欲しい」という要望があれば、すぐに開発部門にフィードバックする。実際、営業の声から生まれた新製品もたくさんあるよ。
山口:現場のニーズが直接、開発に繋がるのですね。
藤田:そう。特に最近は、部品の摩耗を検知するIoTサービス(Omni Edge)のように、ハードウェアだけでなくソフトウェアの提案も増えている。これは営業にとっても新しい挑戦だけど、顧客の工場の「ゼロダウンタイム(故障で止まらない)」を実現するために、開発やIT部門とスクラムを組んで動いているよ。
求める人物像と学生へのアドバイス
山口:最後に、藤田さんが一緒に働きたいと思う後輩はどのような人でしょうか。
藤田:一言で言うと「知的好奇心が旺盛で、調整を楽しめる人」かな。THKの営業は、顧客と自社の技術・製造を繋ぐハブ(中心)なんだ。周りを巻き込むエネルギーが必要だし、新しい技術に対しても「面白い!」と思える感性があれば、きっと活躍できる。
山口:私も、様々な人を巻き込んで大きなことを成し遂げる仕事に挑戦したいです。
藤田:その意気込みがあれば大丈夫。THKは地味な部品メーカーに見えるかもしれないけれど、実は世界中の「進化」の土台を作っている会社だ。山口くんのように熱意のある人が、僕たちの仲間になってくれるのを楽しみにしているよ。
山口:本日は貴重なお話を本当にありがとうございました。
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